

先週の金曜日も天気がよかったので、ちょっと郊外へ出かけてきた。
スキップトンに行く途中の、リーズから2駅のところにあるソルテアという町。
前にオックスファムのボランティアに参加したときに行ったことがあるんだけど、そのときはあまり町を見る余裕が無かったので、もう一度行ってみたいと思っていた。
一応、世界遺産の町ということになっている。
朝のんびりしすぎて、町に着いたのは2時ごろ。
きれいなところではあるけど、町自体に見所らしいところは無い。
「地球の歩き方 イギリス」の情報によると、毛織物工場の労働者のために総合的都市計画で造られた町ということで、ヴィクトリア様式の建物が並ぶ景観が世界遺産に登録されているらしい。
そうだったんだ。
駅の近くにソルツ・ミル(Salts Mill)という大きな建物がある。
これがかつての工場。
今は、ギャラリー、店舗、カフェなどが入っている。
で、私はこのソルツ・ミルがとても気に入ってしまった。
何かこう、アーティスティックでお洒落な感じがよい。
1階はギャラリーっぽくて、でも画材やアート、デザイン関連の本も売っている。
私はまず、画材が好き。色鉛筆とか絵の具とか、筆とかスケッチブックとか。なので画材屋が好き。
たまーに絵を描いたりすることはするけど、そんなに使うわけでもないのに家に色鉛筆やペンがいっぱいあったりとか、固形の水彩絵の具のセット買ってみたりとかしてしまう。買って満足なところがある。いや、たまには使うけどね。絵って結構時間かかるから、完成前に飽きちゃったりするんだよね~。なので、よっぽど気が乗らないと描かかない。
アート系の本は買ったりしないけど、見てると面白い。
原題忘れたけど「変わったデザインの建物」みたいなタイトルの本があって、その名の通り変わったデザインの建物を紹介した本なんだけど、思わずずーっと見てしまった。なぜか東京都庁が紹介されていた。
あとは、北斎についての本があって、浮世絵って実はポルノグラフィーもあるというのは知ってたけど、北斎のポルノ浮世絵、その辺のポルノ雑誌よりリアルというかグロいというか。ちょっとショッキングだったあ。
2階は普通の本屋。その奥にカフェがあって、そのまた奥にデザイン家具、キッチン・バス用品、雑貨などを売っているお店がある。
わたくし、家具・キッチン・バス用品・雑貨屋というのがこれまた大好き。
デザイナーものは高いので基本的に見るだけなんだけど、将来自分の家にこんなの置きたいとか想像しながら見てるのはなかなか楽しく…
デザインとか見てるのも好き。
でも、基本的に博物館の展示品を見るように商品を見ているので、これはどこどこの誰々の何年のデザインで…といった情報はほとんど覚えてない。服とかのブランド名も覚えられないし。多分誰のとか、どこのとかいうことにそんなに執着してないんだな。
3階はレストランとギャラリーと服屋があった。
ソルツ・ミル、中の商品の配置とかもよくて、気に入るところ満載だった。また行こうかな。
カフェでお茶した後、運河沿いをサイクリング。(この日は電車にチャリを積んで持ってきた。イギリスはこれができるのがいいよね)
イギリスにはボートで運河めぐりをしている人たちがいる。ボートにはキッチンやベッドもあって、そこで生活ができるようになっている。ナローボートというらしい。金曜日、たまたまボートが水門を通過するのに遭遇。門の内側に入ったら水位を変えてボートを高いところから低いところに移動させる。うわさには聞いてたけど、実際に見るのは初めてだったのでラッキーだった。
5時過ぎの電車でリーズへ。短い滞在時間のわりにはなかなか中身の濃いエクスカーションだった。