

今日はリーズ市内の小学校に視察に行ってきた。
教育学部の行事の一つで、基本的に留学生は全員が4~5人のグループに分かれて、学校訪問をすることになっている。リーズ市内やハロゲイトなどの近郊の町の小学校にバスで行った。
私は、ブルネイ、メキシコ、ギリシャの留学生たちと、とある小学校を訪問。イギリスの学校システムはちょっと複雑なのだが、小学校は子どもが5歳になる歳から始まるので、みんな4歳から学校に行っている。
Year 1(4~5歳)のクラスを見せてもらったけど、学校というよりは幼稚園という感じ。このころは遊びながらいろいろなことを学んでいくという段階のようだ。でも、小さいときから学校が始まるということは、小さいときから競争や挫折感とかを味わうことになるので良くないという議論があるらしい。
この日は、方向について学ぶということで、ハチの背中の矢印ボタンを押して「GO」のボタンを押すと、その指示通りに動くというなかなかハイテクなおもちゃを使って、「四角になるように動かしてみよう!」ということをやっていた。一通り動かしたら、どう動かしたら四角になったか、紙に記録する。このころは特にきちんとしたひとつの答えを求めるのではなく、指示を聞いて自分のやったことを記録してみるというプロセスのほうを重要視しているとのことだった。
クリスチャンの学校なので休憩前に広い部屋に集まって、キリストの教えなどを聞いたりする時間がある。高学年の時間に、私たち訪問者の紹介があり、自分たちの国について少しだけ説明したり、児童から質問を受けるという時間があった。そんなの予想してなかったからドキドキ~!
「日本の有名な川は何ですか」とかいう質問があって、「ええっ!そんなのあるんか?」とおもって答えられずにいたら、校長先生がうまくごまかしてくれた。あと、「どんなアルファベットを使っているか」という質問もあったので、「あいうえお・・・・」と答えたかな。
高学年でも、みんなきちんと先生のいうことを聞いていて、あんまりひねた子はいなかったな。
教室に行って、少し授業に参加したりもした。教室には大体20人ぐらい児童がいて、スペリングのテストを最初にしたのだが、すでに能力別にクラス分けをするようになっていて、それにはちょっと驚いた。英語、算数といった能力に差が出る科目は、能力別のクラス編成になっているらしい。
給食も食べさせてもらった。給食は広い講堂のようなところで、みんなで一緒に食べる。でも、日本みたいに一斉に「いただきます」をして食べ始めるのではなく、子どもたちが適当にやってきて、好きなときに好きな席で食べている。また、低学年と高学年で時間差になっているようだ。お弁当を持ってきている子もいれば、給食を食べている子もいる。
バイキング形式で、私はチキンリゾットと、ゆでたミックスベジタブルと、サラダと、パンと、アップルパイのカスタードクリーム添え。
教室は所狭しといろいろなものが飾られてあり、特に小さい学年の教室はままごとができるような一角も用意してある。あと、他の宗教や他の国の文化も学べるような展示もしてある。特に来週ぐらいからインターナショナルウィークのようなものが始まり、毎日のほうにいろいろな国にルーツのある人たちがゲストでやってくるらしい。
Kotoというところが琵琶だったり、Japanese Foodのところで箸が茶碗の上に乗ってたり(これって、ほんとは行儀がよくないんじゃなかったっけ?)、Martial Arts(武術)がどうもカンフーっぽかったりと、突っ込みいれたいところも多少あるけど・・・
帰りにバスが故障して、代わりのバスが車で待たされたりしたけど、とてもいい経験ができてかなり満足な1日だった。